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高校受験に関するQ&A

Q1 自分の受験できる公立高校を知りたい。

A1千葉県の県立高校のうち全日制普通科の高校は、 自分の住んでいる学区、および隣接する学区の高校を受験することができます。
学区の詳細は 千葉県教育委員会のホームページを参照ください。
幕張総合高校・普通科以外の高校および定時制・通信制の高校は、 県内のどこからも受験が可能です。

市立高校のうち全日制普通科の高校は、市立習志野高校・市立銚子高校・銚子西高校のみ県立高校と同じ扱いで、それ以外の高校は市内在住の生徒のみが受験することができます。
普通科以外の高校および定時制の高校は、県立高校と同じ扱いになります。

Q2 公立高校の入試制度を知りたい。

A2 千葉県の公立高校では、内申書の成績と学力検査の成績のそれぞれで順位をつけ、ともに定員の80%以内にある場合は合格になります。

残った定員分は内申点とテストを総合しての評価になります。このとき内申点とテストとのバランスは学校ごとに決めることになっています。
具体的には、

内申5科(国数理社英)×K1+内申4科(音美技体)×K2+テスト=総合得点

という式によって総合得点を計算し、得点の高い者から順に定員までが残りの合格者ということになります。

学校ごとに決められるのは、K1、K2の値と、理数科や英語科など特定の教科を重視する学科の場合のテストでの傾斜配点(理数科なら数学・理科は2倍にするなど)です。

K1、K2の値はともに1の学校が最も多く、上位校の大半はこのパターンです。この場合は内申135点+テスト500点の635点満点ということになります。

K1、K2の値が大きい学校ほど内申重視ということになりますが、そのような学校の多くは生徒指導に苦労している学校で、学力よりも学習意欲を重視して選抜していると言えます。
特にK2の値は、実技教科にいかに真面目に取り組んだかをあらわしているため、K1よりも大きくしている学校もあり、先生方の苦労が感じられます。

それに対して上位校の場合は、指導上問題のある生徒が来ることはまずないため、学力(得点力)重視にしているといえるでしょう。

Q3 内申書について知りたい。

A3 内申書=調査書に記載されている事柄は、各教科の評定・活動の記録・行動の記録・出欠などで、内申点として点数化されるのは各教科の評定のみです。

2002年度までは内申点として用いられるのは、第3学年の評定だけでしたが、2003年度からは第1学年から第3学年までの合計が使われることになりました。したがって内申点は、5段階評価×9科目×3年=135点満点となります。
千葉県の公立高校では、内申書の扱いが学力検査(500点満点)に比べると大変小さいですので、どちらかというと入試勝負といってよいでしょう。

ただし、私立高校の入試相談(Q5・Q6参照)で中3の2学期までの成績を使用しますので、良いほうが有利に学校選択ができるのは確かです。内申点の1・2の差を過剰に 気にする必要はないけれども、学校の授業もしっかり受けておくことは大切でしょう。

点数以外では「欠席日数」と「行動の記録」が気になるところだと思いますが、 欠席が3ケタを超えるとか、警察のお世話になったことがあるなど、特殊なことがない限り問題にされることはないと思ってよいでしょう。

内申書を過剰に気にすることなく、学力をしっかり身に着けることが肝要だと思います。

Q4 特色化選抜について知りたい。

A4 特色ある入学者選抜(特色化選抜)は、従来の推薦入試に代わるものとして、2003年入試から導入されました。

従来の推薦入試との大きな違いは、

1.中学校の発行する推薦書が不要になったため、誰でも受験出来るようになった。

2.各高校で作成した、独自問題によって選抜できるようになった。

の2点です。

1.については、推薦書が必要なくなったかわりに、受験する本人が書く「志願理由書」を提出することになりました。そのため「学校推薦」から「自己推薦」になったという人もいますが、個人的には、その言い方はふさわしくないように思います。なぜなら、「自己推薦」なら「自分はこんなに優れているから、貴校にふさわしい。」ことをアピールする必要があるのに、特色化選抜の「志願理由書」は、あくまでも志願した理由を記すもので、「アピール」ではなく「意思」を示すだけのものだからです。
受験生本人が望めば、「志願理由書」を書くだけで誰でも受験できる、要は公立校入試が「特色化選抜(1回目)」と「一般入試(2回目)」の2回になった、と思えばよいでしょう。

2.については、「各高校の裁量で、自由な選抜をしてよい。」ということになったものです。高校ごとに独自の特色を出して選抜するので「特色ある入学者選抜」ということなのです。
従来の「推薦入試」では、ペーパーテストをすることを認めていなかったので、ほとんど内申書の成績で合否が決まっていた状況でしたが、独自問題を実施することで、入学後に必要となる学力を備えているかどうかをチェックできるようになり、以前のように内申は良いが、実際の実力は…という生徒が入学してきてしまうことは、かなり少なくなったのではないかと思います。

特色化選抜では、高校ごとに独自の選抜をするので、自分の志望校がどんな選抜方法をとっているのか、よく知っておかなくてはいけません。夏休み前には新聞に出ますからしっかりチェックしておきましょう。

志望校の選抜方法が「独自問題」の場合、内申書よりテストの成績が合否の決め手になる学校が多いため、合格のためには「とにかく実力をつけること」に尽きるでしょう。「独自問題」の過去問は書店でも入手できますから、まずはどんな問題が出題されているのか見ておくことも大切です。
実際には「独自問題」を実施する学校の大半は上位校ですから、勉強しないで受かろうと思っている人はいないと思いますが、上位校では倍率も異常なほど高い場合が多いので、特色化選抜で受かろうとは思わずに、一般入試まで含めて2回のチャンスの中で合格しようと思っていたほうがよいでしょう。

選抜方法が「面接」「作文」など「独自問題」以外の場合は、合否の決め手は「内申書」だと思ってよいでしょう。公立高校では、ほぼ同レベルの生徒しか受験しないので、「面接」や「作文」では、ほとんど差がつかないと考えられます。中には「面接」や「作文」を点数化すらしない学校(本当に参考程度の扱い)もあるくらいです。
「面接」「作文」の学校では、願書を出す段階で、合否がだいたい読めてしまいますから、前年までの合格者の内申点などを学校などで調べておき、無謀な出願は避けたほうが賢明かもしれません。

特色化選抜は誰でも受験できるようになった結果、倍率が高くなり、(2004年入試では、全日制普通科全体で2.72倍)多くの受験生が、不合格経験をすることになりました。以前の推薦入試のように、「上位校を除けば、願書を出せばほとんど合格する。」ということはまったくなくなっていますから、よく考えて出願したほうがよいでしょう。

特色化選抜については、以前「解説」のコーナーでも、詳しく取り上げていますので。ぜひそちらも参考になさってください。

Q5 私立高校の入試制度を知りたい。

A5 一般に私立高校では内申書は参考程度で、入学試験の成績でほとんど合否が決まると 思われているようですが、実状は学校により大きく異なります。

千葉県内の私立高校では大きく分けて二つのパターンがあります。

(1)入学試験の成績でほとんど合否が決まる学校。

(2)12月の入試相談でほとんど合否が決まる学校。

(1)のタイプの学校は、いわゆる上位校で渋谷幕張・東邦・市川など10校程度しか ありません。
それ以外のほとんどの私立高校は(2)のタイプになります。

(2)のタイプと入試相談についてはQ6で詳しく説明するとして、(1)のタイプの学校は受験生集めに苦労していない学校、学校側が動かなくてもある程度の受験生が集まってくる学校、要は人気のある学校ということが言えるでしょう。

このところ景気が良くないこともあり、私立高校は生き残りに必死です。大半の私立高校は生徒集めにさまざまな方法を使ってきています。

Q6 入試相談っていったい何ですか。

A6 入試相談とは、公の決まった制度ではありません。
12月中旬に中学校の先生が、その中学校から、その私立高校を受験予定の生徒の成績表を持って、私立高校に出向き、一人一人の合格の可能性を、まさに「相談」するというもので、そこで「この子は大丈夫でしょう。」とか「この子は入試でだいぶ頑張ってもらわなくては。」とか相談するわけです。もちろん12月ですから、まだ願書も出していないわけで、これは中学校と私立高校の裏取引(言葉は悪いですが・・・)ということになるわけです。

相談結果の扱いは私立高校によってさまざまですが、OKをもらっておくと、ほぼ合格が内定される学校や、入試の点数に加点してくれる学校など、いずれにしても非常に有利に受験ができることになるわけです。

入試相談の基準は、あらかじめ私立高校から「今年はこの位の線で取ります。」と中学校側に通知されていて、その基準をもとに11月に三者面談が行われるわけです。
したがって、三者面談の段階で大半の私立高校の合否は、ほぼわかってしまうというわけです。逆にいえば、三者面談の行われる11月までには、大半の私立高校については、どこを受験するのか決定しておかなくてはならないわけです。

この入試相談という制度は、中学校側には事前に合格が読めることで、浪人を出さずにすむという観点から、非常に歓迎されているでしょうし、私立高校側も早い段階から受験生を確保するという、いわゆる「青田買い」の効果があるわけで、双方の利害関係が一致した結果の裏取引ということができるでしょう。

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